U-18クラブユース選手権 組分け決定

JユースとU-18クラ選の組分けが発表された。

8月下旬から始まるJユースは、磐田・岐阜・福岡とのEグループ。磐田は2006年、2009年と同グループとなっているが、本部長の記事の通りどちらかというと相性の良くない相手。クラ選こそ東海地域枠減の影響を受けて出場を逃しているが、東海プリンスは3位で高円宮杯への出場を決めているチーム。難敵には違いない。

2008年以来の同グループとなる福岡も現時点で九州プリンス首位と好調。岐阜は参戦2年目だが、得失点を考えれば他チームと変わらずひとつひとつが大事な試合となるだろう。ホーム長居を目指した長期戦、一戦一戦を大事に挑んでいきたい。

そして今月末に迫ったU-18クラブユース選手権は、グループEでマリノス・塩釜FC・大分と同組。

マリノスとは何と4年連続の対戦。2007年こそグループ初戦で1-2の敗戦を喫したが、2008年は2-0完勝でリベンジ達成、そして昨年は健勇の劇的ボレーでラウンド8の壮絶な延長戦を制した。マリノスの選手達にとって、セレッソ戦にはリベンジへの強い想いがあるだろう。それだけに、グループリーグの最終戦は、手強い相手との厳しい試合になると思っておいたほうが良い。

大分は2005年の実相寺以来か。そう思うと5年近い月日が経った今でも、個人的にはリベンジしたい、勝ちたい相手だという気持ちが強くなる。村田コーチにとっても全国の初戦が古巣との対戦。そうやって色々と繋ぎ合わせていくと、今年のグループの振り分けは、セレッソにとっては因縁めいたものがあるようにすら感じられてしまう。実質トーナメントともいわれている大会だけに、初日の大分戦では勝ち点3とともに好スタートを切りたい。

大会2日目は塩釜FC。昨年の横河武蔵野のように、勢いを得た街クラブがJ下部組織にとって難敵となる可能性は常に存在する。得失点差を見据えながらも、決して油断することなく立ち上がりからしっかりと試合に入っていきたい。

そして今年は大会3日目が第一試合の10:30キックオフとなっている。毎年のようにグループ2位抜けは大混戦となるが、後ろの試合ほど目標が明確となる分だけ戦いやすいというメリットがある。昨年はその恩恵を受けることのできたセレッソだったが、今年は2位抜けの動向に左右されないように、できれば1位通過でラウンド8への進出を決めたい。もっとも、思惑や計算通りにならないのが、他では味わえないこの大会の醍醐味ではあるのだが。

トーナメントの頂点への道程は決して容易いものではない。しかし、一歩一歩をしっかりと踏み進んでいけば、今年もきっと頂が見えてくるはず。

選手たちにとって、この夏が素晴らしい記憶として残ることを願って。

頑張れ!セレッソ大阪U-18!!