クラブユース選手権関西予選 vs 京都サンガF.C. U-15 @堺NTC

Jヴィレッジまであと1勝に迫った清水セレッソこと津守U-15。夏のクラ選では毎年のように好成績を残し続けている京都U-15との一戦は、緊張感の漂う好ゲームとなった。


セレッソ大阪U-15 (クラブユース選手権関西予選) のフォーメーション

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昨年のJヴィレッジ高円宮杯、また少し遡ってU-13プレミア関西予選で観たことのある選手が多いものの、昨年とは異なる全く新しいチームという印象が強い。清水監督に変わったというのもあるが、U-18昇格組をはじめとしてチームの主力ともいうべき存在が入れ替わると、チームの印象は大きく変わるのだなという感じを持った。

試合は立ち上がりから大きく動くことはないものの、大一番独特の緊張感が漂う。互いに慎重に入りながら隙を窺う、トーナメントらしい試合内容だったといえるだろう。セレッソは最終ラインでボールを回しながら縦へのアクションを窺う一方で、京都はその縦へのボールを強くケアして前線4枚のアタックでゴールを狙う。互いに相手を崩しきる一歩手前の場面は何度か見られたが、トータルとしてはほぼ互角といえる前半の内容。

そして後半11分、ペナエリア左外で直接FKのチャンスを得る。距離的にもゴールへの角度もやや厳しいポイントではあったが、キャプテンの瀧田が放った強烈な無回転シュートは、ゴールの手前で揺れながら大きく落ちると、相手GKの頭上を通ってゴールネットを揺らした!

素晴らしいゴールで均衡を破ることに成功した津守U-15。その後は積極的な采配で次々とフレッシュな選手を投入していくことによって、攻め込まれる時間が長くなりはしたものの、完全には相手に主導権は渡さない。


セレッソ大阪U-15 (クラブユース選手権関西予選) のフォーメーション

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昨年のU-18に観られたような戦う部分が上手く噛み合い、頑張ることで更に選手たちの個性が活きるという好循環。同士曰く「もっとできる」とのことだったが、観ていて好感の持てる好チームというのが率直な感想。Jヴィレッジでは更に一回り成長した姿を、全国の舞台で躍動する姿を楽しみにしています。

その前に、まず目指すは関西制覇。U-18と同様に関西No.1としてJヴィレッジに乗り込めるように、残りの試合も素晴らしいゲームとなることを期待しています。

頑張れ!セレッソ大阪U-15!!