JFLとか天皇杯とか

ここの更新は滞っていますが、仕事以外は平和に?毎日を過ごしています。TVでトップの試合は欠かさず観ているものの、やはり現地観戦でないと更新する気がおきないような。といっても、甲府とか等々力とか鹿島とか三ツ沢*1とかには行っているので、単にサボっていただけなのだろう(汗)。ACLとか最近の試合とか、モヤモヤしながらも言葉にできない感じが残っているので、整理できたらまた何か書くかもしれませんが。

そんな感じで、つい最近スタジアムで観た2試合はJFL天皇杯。U-18のOBにしてロアッソ熊本所属のオカムがVファーレン長崎に移籍したことを受け、現在自宅から最も近いスタジアムであるところの武蔵野陸に行ってみたのだが...

残念ながらオカムはメンバー外(涙)。もっとも、前節メンバー入りしていなかったので多少想定の範囲内ではあったのだが。ただ、目の前に座っていた方々が吹田時代からの松岡のファンらしく、ガソバのマフラーを掲げて嬉しそうにしている後ろで、ぬるぽマフラーをそっと隠す自分の心はいかに切なかったか...

とは言うものの、見どころが全くなかったわけではなく、Vファーレンのスタメンには、やはりU-18OBの山城純也中井義樹の姿が。トッティはともかく純也はドリブラーという印象が強かったので、彼ら2人のダブルボランチは長年のセレッソファンとしては新鮮な感じ。

この横河武蔵野との一戦は非常に大味な試合で、開始5分の段階で既に1−1という謎な展開。その後、VファーレンのGKが飛び出していたのを観ていなかった(?)DFのバックパスがオウンゴールとなるなど、色んな意味でピッチから目が離せない展開が続いたが、最終的にはVファーレンの攻撃力が勝って勝ち点3を得たという試合。

純也のボランチ起用は、最も足元の技術が高いのが彼だからというある意味単純な理由。視野の広さと展開力からは、セレッソ時代とは違う新鮮な印象を受けた。時折ドリブル突破も仕掛けていたが、この日はピッチ状態が悪かったこともあってなかなか上手くはいかない感じだったかな。。トッティは良くも悪くもセレッソ時代とイメージが変わらなかったような。


そして先週末は駒沢での天皇杯ヴェルディとVファーレンの一戦。前節にオカムがベンチ入りしていたことを前々日に確認してしまい、「これはオカムが観れるかも!」と浮かれ期待してしまったのが全ての間違いだった...

というわけでオカム不在のVファーレンを放心状態で眺めた一戦は、Vファーレンがカウンターから先制するもセットプレー2発でヴェルディに逆転され、1−2で前半終了。そして後半の立ち上がりに、やはりCKからヴェルディ土屋がヘッドで合わせて早々に試合を決めると、その後は長崎に退場者が出たことも要因となって、ヴェルディのゴールラッシュとなる。小林祐希の豪快な直接FKが炸裂するなど、気がつけば1−7という大差に。終盤のスタジアムは巻のゴールを過剰に期待する雰囲気に包まれたが、マラニョンの易しいラストパスから放たれたシュートが豪快にバーを弾くなど、ある意味盛り上がりを保ったままに試合終了。ヴェルディが順当に3回戦に、と思ったらヴェルディ天皇杯の初戦を勝ち上がるのは相当久しぶりなんですね...

2試合観てのVファーレンは、最終ライン、特にビルドアップ時の不安定さが気になるものの、前線のタレントは揃っている印象。特にFWの一角を占める水永のフィジカルの強さは、ヴェルディ相手でもそれなりに通用するレベルと感じた。他にも元ロアッソの山内や元福岡の有光、ベンチにはナニワのゴン的な人もいたりと前線のタレントは豊富。オカムにとってはライバルも多く、また残りの試合数も限られてきてはいるが、まずはベンチメンバーに割って入り、そしてチャンスが与えられたら全力で結果を掴み取りに行ってほしい。出来ると思うから期待するし、期待しているからこそスタジアムに足を運ぶので(今回は空振りに終わってるけど...)。


また、シーズンも終盤を迎えると、次(来年)に向けた難しさが出てくるようにも思われる。U-15やU-18の最終学年や大学4回生、Jでも2〜3年目の選手は似たような状況なのかもしれない。たとえ容易ではない状況であったとしても、今できることにベストを尽くして、次へのステップを切り拓いていってほしい。今年は特に現地に行くことも少なくなってしまっているけれど、特にユースで観てきた選手達が、目指すべきステップへと進めることを願っています。

*1:テレフォンカンファレンスの影響で後半しか観れなかったうえにゴール裏完売でメインを購入させられた...