ナビスコカップ第6節 vs 大宮アルディージャ ＠NACK5スタジアム大宮

前節でグループリーグ敗退が確定して、今年のナビスコカップも残すところあと2試合。W杯後のリーグ再開に向けて、実りのある試合となることを期待してNACK5へ。

スタジアム入場後にスタメンを確認。マルと螢がいずれもスタメンではなく、ちょっとだけテンションダウン．．．

前半は立ち上がりから大宮の攻勢を受け、右SB村上の豪快ミドルで先制を許す。松井にとってはノーチャンスの良いシュートだったが、ペナエリア手前でフリーにしてしまったDFの対応には改善の余地が。康太がアンカーの位置に移動して守備のバランスは若干改善したものの、サイドにボールを預けたあとのサポート（パスコース）が少なく、決定機は数えるほど。南アに行く某チームほどではないにしても、似たような症状のようにも思われたのだが．．．

あと、個人的に頑張ってほしいと常々思っているガミさんと、個人的に高く評価するところの渡部大輔の攻防は見応えがあった。何度か渡部に突破を許したのはちょっとショックだったが．．．

後半は開始からボランチのセットを、ハネケン・アマラウから黒木・螢のセットに変えて臨む。更に康太に変えてマルを投入し、3枚目のカードを早々に切る。すると乾のスルーパスを受けたマルが、ファーストプレーでペナエリア内左の位置からシュート。ニアを狙ったシュートは辛うじて相手GK北野に弾き出されたものの、ここからセレッソにも攻撃にリズムが出始める。そして後半25分、最終ラインからのロングフィードを、家長が相手DFとの競り合いからボールを収める。反転してペナエリア右を突破すると、マイナスのクロスに絶妙のタイミングで飛び込んできたマルが合わせて１−１の同点に！！

目の前で飛び出したマルのプロ初ゴールに、テンションは一瞬でMAXへ。また、本人がユース時代から「憧れ」と言っていた家長のアシストによってもたらされたことにも、何か感慨深いものがあったような．．．

螢もGKの正面ではあったが枠内ミドルを放つなど、次第にプレーに積極性がみられるようになっていく。ただ、まだディフェンス時に相手との間合いを測りかねているのか、寄せきれない部分があるようにも思われた。ユース時代のように、激しい寄せから相手ボールを奪い取る部分が出せるようになれば、もっともっと良くなっていくはず。

終盤は、グループ突破に向けて全身全霊で勝ち点3を奪いに来る大宮の攻撃を受け、カウンターでチャンスをうかがう展開が続く。乾がボールを保持し、螢がフリーランからペナエリア左に飛び出した場面は決定的と思われたが、乾の選択はスルーパスではなくシュート*1。一瞬、マルと螢のゴールで勝利という絵が脳裏を過ぎったが、そうそう都合良くは行かないなと．．．

そして後半ロスタイム、大宮のCKから石原に劇的な決勝点を奪われてジ・エンド。試合後の挨拶のときの表情を見ると、せっかくマルのプロ初ゴールが飛び出したのだからせめて引き分けで．．．とも思ったがこれも経験。リーグ再開後にこの経験を活かして、今度はチームを勝利へと導いてほしい。

残念ながら敗戦に終わってしまったが、マルのプロ初ゴールの場面に立ち会えたことの喜びは他の何物にも代え難い。特に印象深かったJユース千葉戦の決勝ゴールや、U-15高円宮杯ガンバJrユース戦の同点ゴールなどを思い返すと、いろんな経験を積みながら成長してきたんやなぁ．．．と思わず感慨深くなってしまう。

試合結果から手放しでは喜べる状況ではないのかもしれないが、最後に一言だけ。

マル、プロ初ゴールおめでとう！これからも、お前のゴールをもっともっとみせてくれ！！

*1:シュートの選択が間違っていたとか、そういうつもりではありませんので。念のため。