vs 横浜FC @ニッパツ三ツ沢球技場

U-15クラ選2日目のゲームを終え、Jヴィレッジから強行移動を敢行。帰省ラッシュに巻き込まれての移動となり、気分的には疲労困憊。しかし、久しぶりのトップ、しかもアウェー戦の雰囲気になぜか試合前からテンションは上がった。2週間前の記憶がそうさせたのかもしれない。

残念、しかし見方によっては妥当ともいえる勝ち点1。前半は横浜FCの緩慢なプレスもあって、小気味良くパスの回る45分間。3トップにヒラジとガミさん、さらにマルチネスの絡む攻撃は客観的に観ればおそらく「楽しい」と感じられるものだと思う。

ガミさんの左クロスからカイオが合わせたダイレクトボレーは、2000年の西沢先生を思い起こさせるものだった。嬉しいとかそれ以前に、眼前の光景に「ビックリした」という印象の強い先制点だった。

後半、攻勢に出たFCに押し切られる。CK後の混戦から奪われた同点ゴールは「事故」と言っても良いようなものだった。しかし2失点目は...

以前に現地で観た試合でも同じ印象を持ったのだが、最終ラインでもアタッキングゾーンと同じ感覚でパス回しをしようとする場面が目につく。この中で奪われた2失点目は、以前にもどこかで観たような展開。自陣の低い位置でボールを失う自滅に近い失点は、責任の所在をDF陣だけに押し付けられるものではないだろう。J2では圧倒的に巧いのだが、それが強さに繋がっていかないのが本当にもどかしく感じられる。

そのような中でも、復調しつつあるルイの同点ゴールで辛うじて引き分けに持ち込めたのが救いだった。しかし、今のままだと第三クールでも一定の勝ち点を失っていくのは必然。昇格争いの中から突き抜けることは難しいだろう。希望は、試合後の多くの選手コメントから、課題を自覚したうえで何とかしようという意識が感じられること。監督が選手任せの方針のようなので、選手達のチカラで何とか乗り切っていくしかないように思われるところが状況を更に苦しいものに感じさせてしまうが、何とかJ1へ繋げてくれることを願ってやまない。

残り1クール。これまでと変わらず、厳しい戦いが続きそうだ。