vs 湘南ベルマーレ @大阪長居スタジアム

前半だけで3-0となり、大阪桐蔭の勝ちを確信して長居へと移動*1。非常においしい素麺(つい先ほど堪能させていただきました。ありがとうございます!)をいただき、暑さやその他の条件から上段でマッタリと観戦*2

ビールを注入していたので感想以下でしかないのだが、チームとしてまずい部分が良い部分の印象を打ち消してしまう試合だった。といっても、豪快な打ち合いでファインゴールが飛び出し、野澤の優しさが炸裂したかと思えば、家本SRの「調整」も素晴らしかった。もし第三者的な立場であれば、極めてスペクタクルな90分だったと思う。

一番ショックだった場面は3失点目。右サイドをフリーで持ち上がられるとファーがガラ空きとなり、ここに飛び込んだ坂本が豪快なボレーを叩き込んだ場面。この場面に限らず、1試合を通じてサイドを基点に仕掛けられたときの脆さ、2列目の飛び出しを3バックが捕まえきれていない点が目に付いた。実質5バックとは異なり、両ワイドが高く張る「本物の3バック」なだけに、数的不利は致し方ないのかもしれない。それでも、シンプルな形から不安定な場面を数多く作られてしまうようでは...

また、セレッソのビルドアップは基本的にマルチネスの個人能力任せ。しかも低い位置でもシンジや乾がドリブルで仕掛ける場面が多く見られるアバウトなスタイル。ここを突かれて自陣付近でボールを失い、ショートカウンターを食らうとかなりバタついてしまう。後ろに課題があるのはその通りなのだろうが、それと同じくらい、前線のボールロストの形が悪いというのも...

結局勝敗を分けたのはチームとしての積み上げの差。しかし反町湘南は立ち上げから僅か半年、クルピセレッソは2年超。正確には、積み上げていくという姿勢の有無とでもいえるだろうか。たとえ湘南が良いチームといっても、打ち合いという自らの土俵で敗北を喫したという事実にはキツいものがある...

*1:最終的には野洲が盛り返して、3-2までいったみたいですが...

*2:1日2試合ガチれるほど、もう若くはないみたいです...