Jユースカップ 決勝トーナメントを迎えて

グループリーグ最終節となった南津守でのヴィッセル神戸戦。2−0から1失点はしたものの、プライドを賭けた神戸の猛攻を防ぎ切りグループ1位となる勝利を掴んだ。高円宮杯やJユース序盤のどこかバランスを欠いた状況を脱し、チームも選手個々人としても更に逞しくなった。そう感じられる試合だった。

3週間のインターバルを経て臨む決勝トーナメント。今年1年間、いや3年生にとってはU-18で過ごした3年間の想いが詰まった戦いとなる。昨年夏、Jヴィレッジでの悔しい経験となったジェフ千葉戦。そして今年の夏、ユースレベルでは突出したポゼッションサッカーにあと一歩及ばなかった柏レイソル戦。

一戦必勝のトーナメント。敗戦はすなわち今年1年の終わりを意味する戦い。しかし、このトーナメントはより一層逞しくなった自らの姿を証明する戦いでもある。

セレッソのプライドを賭けて戦うということ。今、全てのカテゴリーを通じて最も体現できるのは間違いなく君達だと思う。セレッソのエンブレムを胸に戦う喜びを、僕達のホーム大阪の地で表現してほしい。


南津守から長居を目指して。地理的には僅かな距離かもしれないが、彼らにとっては壮大な冒険の始まり。

一戦一戦を全力で。そして最後は最高の笑顔とともに。