高円宮杯U-15 vs FCフェルヴォール愛知 ＠萩谷総合公園サッカー場
U-15最強世代決定戦に関西王者として挑む津守U-15。夏の悔しさをバネにまずはグループリーグ突破、そして西が丘、国立を目指す戦いが始まる。
初戦の相手は現在U-18に所属する堀尾の出身クラブ、東海第四代表のFCフェルヴォール愛知。
GK：高木
DF：戸口、永田（→園村）、阪口、紀田
MF：住田（→木邨）、小池[CAP]、川崎（→木村）
FW：南野、魚住（→西浦）、福田（→鈴木（靖））
グループの対戦相手が既に見ていた状況ではあるが、全国大会なのでとりあえず情報限定気味に。
全国大会という雰囲気からか硬さの見られるフェルヴォールと較べ、GLをホームで戦える津守U-15は練習試合さながらの落ち着き。開始早々南野が先制ゴールを決めると、戸口のシュータリングがゴールに吸い込まれ２−０。再び2年生にして10番を背負う南野の突破からゴールが決まり僅か前半8分で３−０と試合の大勢を決めてしまう。
その後、フェルヴォールも次第に落ち着きを見せるものの、右サイド突破した川崎の豪快ミドルがゴール左上に突き刺さり前半を４−０として終了。夏にJ村で見せた清水戦のミドルを、あたかも鏡映対称に映し出したようなゴールに鳥肌が立った。
後半は、おそらく本来の姿であろう積極的なサッカーを展開し始めたフェルヴォールに対して一進一退の展開となるものの、この日右サイドバックで大活躍の戸口が豪快ミドルを叩き込み５−０と突き放す。また、次々と投入される交代選手も質の高いプレーを見せ、チームとしての層の厚さを見せつけた。
得失点を奪っての快勝劇は、グループリーグ突破に向けた大きなステップ。しかし、第二試合で見た大宮とアミーゴス双方とも非常に手強いチームであり、土曜日に行われるグループ2戦目の大宮戦が非常に重要な一戦になりそうだ。
第二試合の大宮 vs アミーゴスは、滅多に見ることのできない好ゲームとなった。開始序盤は個で勝る大宮が多くのチャンスを迎えるが、ここをゼロに押さえると次第にアミーゴスが持ち味を発揮。献身的な全員守備でボールを奪うと、カウンターで次第に大宮陣内を脅かすようになる。後半に入ると次第に高いラインを設定できるようになったアミーゴスが決定的なチャンスを作り始め、互いに決定機をあと一歩のところ防ぎ合う互角の展開へ。
そして後半ロスタイム、自陣で背を向けてボールを受けたアミーゴスの10番が素早い反転から右サイドのスペースへ展開。6番が1対1からライン際を突破して上げたライナー性のクロスに11番がダイビングヘッドで飛び込み決勝点を奪ったと同時にタイムアップ。80分*1かけて少しずつ大宮の動きを封じ込め、最後の一突きで勝負を決めたアミーゴスの試合展開は「素晴らしい」としか言いようの無い内容だった。
残り二戦、大宮もアミーゴスも強い。しかし、津守の選手達はJヴィレッジの経験を糧に一回りも二回りも逞しくなっている。自信を持って今大会を戦い抜きさえすれば、どこと戦っても負けることはない。
頑張れ、津守U-15！
