第1節 vs 水戸 @笠松運動公園

試合=開門1時間前という思い込みのまま9:30頃スタジアムに到着も人はまばら...自分ひとりだけ開幕ということで空回りしていたのだろうか?

内容はともかく、まずは1勝。長いシーズンを戦う上で勝ってスタートできたことは大きい。ここ数年、立ち上がりはどうにもならなかっただけに、とりあえずは結果を素直に受け止めても良いかなと。といっても、年間成績にはサッカーの内容がダイレクトに反映されるのがリーグ戦。今日の試合、内容では水戸に軍配。ただし、昨年下位チームに内容で押されたという危機感よりも、水戸サッカーの質の高さに驚かされたというのが正直な印象。神戸ユースを好チームに育て上げた木山さんのことなので、一筋縄ではいかないだろうと思ってはいたのだが...

水戸は今日のようなサッカーが継続できるのであれば、上位食いの可能な面白いチームになっていくのではないだろうか。序盤のドサクサに紛れて勝ち点3を拾えたのは、後々のことを考えたら結構大きい、かもしれない。

前半。平面で綺麗に崩してくる水戸のサッカーに対して後手に回るセレッソ。加えて、レフェリーのジャッジが試合の流れを不穏な方向へと導く。バックパス判定に絡んでの木山さん退席などがあるものの水戸のペースは変わらず。水戸の決定力の無さに助けられた部分もあるが、それ以上に今日の相澤は本当に神懸かっていた。吉田がいなくなったことに対する蟠りはそう簡単には解けないかもしれないが、相澤に対する信頼と期待はこの試合で非常に高いものになった。攻のMOMが真司なら、守のMOMは間違いなく彼。素晴らしかった。

そして前半42分、尾亦→濱とつなぎ最後は真司。内容的には劣勢も先制ゴールを決めて前半終了...のはずが直後にジェルに2枚目の黄紙。なんとなく感じていたゼロックス臭い香りが現実のものに。今年も審判には苦労しそうですね。

後半、いまいち調子の上がらない塁を江添に変えハネをCBからボランチに配した4-4-1。前線にボールが収まらずズルズル押し込まれる展開も、最後のところでゴールを割らせない。押され気味の展開の中、レヴィーの積極采配。濱→シャケ、カレカ→白谷と交代枠を使い切り、ドリブルによる仕掛けと裏への飛び出しでカウンターはソリッドに。白谷の常にゴールを見据えたプレーは見ていて非常に気持ちが良い。ピッチ外での礼儀正しさとは裏腹に、ピッチ内ではゴール獲りたいオーラが出まくっていた。このあたりが嘉人2世などと言われる所以か。

その白谷のパスから真司が厳しい体制をものともせず反転、右足を振りぬくとボールは逆サイドのネットを揺らす。このゴールを目の前で見れただけで水戸まで来た価値があるというもの。その後はアーーレーーの素敵豪快オーバーラップなど見所満載のまま試合終了。

気持ちの良い開幕戦は久しぶり、というか2002年は開幕欠席したから個人的には初めてか。課題もいくつか散見されはしたが、長いシーズン、じっくり熟成させていく感じで良いのかもしれない。


最後に、新加入も何人かいたので簡単コメント。
今年も一年、よろしくお願いします。


相澤: 神だと思う。

ヤナギ: 1人少ないにも関わらずカウンターで最前列を走る、その攻撃姿勢が素敵。

前田: 押し込まれる展開も、個では圧倒。

羽田: 右に同じ。後半ボランチも無難に対処。

尾亦: 攻撃への積極的な絡みは○。ただ、左サイドの守備の軽さをセレッソの伝統にはしないように。

ジェル: 退場は本人にとってはチト厳しい判定。ただ、昨年のいいときに較べるとまだまだかな...

アーレー: ボールを散らせてた。終了間際の決定機を決めていたら祭だったのだが。

濱: メンバー内では最も成熟した選手という印象。高い技術に頼らず、よく走る。当面の曜の手本は彼なのかも。

真司: 今日の彼に言葉はいらない。

塁: コンディションはまだまだ。このパフォーマンスではレオレオできない。

カレカ: 足元は雑だと思うのだが、豪快さで全て誤魔化せているような...スケールは大きいので、長い目で期待。

江添: ちょっと気が抜けてる時間帯があったのでは?

シャケ: もっとグイグイ仕掛けても良いと思うが。

白谷: 今年は難しいことは考えず、ゴールを奪うことだけ考えてプレーすればいいじゃないかな。

レヴィー: どや!