高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会 初日

vs 流通経済大学付属柏高校 @敷島公園サッカー・ラグビー

辿りついたU-18世代最高の舞台。全てを出し尽くして、勝ちたい。

GK:本間
DF:桂田、中東、畑
MF:面家(→辻)、山口螢、藤本、丸橋(→杉本)
FW:赤堀、永井、上月(→篠原)

開始1分。最高の立ち上がり。
中央の螢が右へと展開。藤本の速い弾道のクロスを永井が右足でダイレクトボレー。開始早々の先制弾で試合の主導権を握るセレッソ。その後もマル、藤本の両サイドの突破から何度かチャンスを演出するも得点には至らず。前半も半ばになると、流経大柏の高いボール保持能力とセカンドボールへの対応からジリジリと押し込まれる展開に。ショートパスを主体として、縦への楔とサイドを上手く組み合わせて攻めてくる関東2位のこのチームはやはり強く、高円宮杯という大会のレベルの高さを改めて感じさせる。

対するセレッソも上月のポストプレーを基点に攻撃を試みるが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことはできない。我慢の時間が続くなか前半の45分が終了。先制点が早い時間だったからか、これまでに感じたことの無い、長い長い45分間だった。

後半、目を覆いたくなる悲劇。ディフェンスに奔走していたマルが、接触も何もないところで突然足を抱えたままピッチに倒れる。ベンチは健勇をスクランブル投入。赤堀がマルの位置に下がり、健勇は前線へ。更に前線にアタッカーを投入し続ける流経大柏への対応から、トップで体を張り続けた上月に代わってDF篠原を投入。攻める流経大柏、守るセレッソの構図がよりいっそう鮮明となり、耐える時間が続く。

72分にPKを献上し同点。度重なる波状攻撃を、DF陣は高い集中力で跳ね返し続けたのだが...

更に82分。疲れの見えた面家に変わって細見の投入準備を行っていた矢先にPA内の混戦から押し込まれ、逆転を許してしまう。三枚目のカードを細見から辻に切り替えて反撃を試みる。辻が、赤堀が、前線でボールを追い続けるが、フィニッシュに持ち込むことは叶わず試合終了。

できていた。いや、もっとできる。様々な思いが頭の中を巡る。こういう試合を制して強くなりたい。この大会での勝利は、きっと、想像以上のものを選手達にもたらすはず。グループリーグ残り二試合、全てを出し切って勝利を、そして決勝トーナメントへと進出しよう。

このままでは、終われない。