プリンスリーグU-18関西 2007 vs 初芝橋本高校 @アスパ五色サブ

トップ昇格への想いと全国制覇の夢を乗せて、セレッソ大阪U-18の挑戦が今年も始まる。
プリンスリーグU-18関西2007 Aリーグ開幕戦、初戦の相手は和歌山県初芝橋本高校。昨年、インターハイ準優勝、高円宮杯ベスト4と全国でも好成績を残した強豪校。この初戦をものにし、関西制覇に向けて一気に勢いに乗っていきたい。

GK:本間
DF:桂田[CAP]、畑(→道籏)、中東
MF:近藤、金井(→細見)、丸橋、山口蛍、面家
FW:藤本(→道上)、赤堀(→大庭)

怪我による離脱者が思いのほか多かった。が、それが致命傷にはならないほど今年のU-18の選手層は充実している。立ち上がりから相手を圧倒し、開始間もなく光の右からのクロスを赤堀が綺麗に合わせて先制。その後も攻勢を続けて決定的な場面を立て続けに演出するも、相手キーパーのファインセーブやPA内での集中したディフェンスに阻まれ、なかなかゴールを割ることができない。
完全にセレッソペースなだけに、この時間に追加点が取れないと辛くなるかも...と思い始めた前半35分。藤本の右からのグラウンダーを赤堀がスルー、ファーで受けた丸橋がワンフェイク入れてキーパーの逆を付き、左足で豪快に叩き込む。その後も決定的なチャンスを量産するも、フィニッシュのところで精度を欠き、2-0のまま前半を終了。
後半も変わらずセレッソペース。疲れからプレスが緩くなり、押し込まれる時間帯もあったが、交代で入ってきた選手達がチームを活性化し、再びペースを取り戻す。
後半34分、長い距離のスルーパスに反応した途中出場の道上がPA内でファールを貰い、PK奪取。これを大庭が決めて3-0と試合を決定付ける。その後、1点を奪われ2点差に縮められたが、後半43分には分厚い攻撃から何度も相手DFを脅かし続け、最後は大庭から右サイドをオーバーラップした光へ、更にグラウンダーのクロスを蛍がダイレクトに合わせて4-1、再び初橋を突き放して試合終了。

強くなったな、と思う。

ピッチに立った全ての選手が、昨年と較べてひと回り成長した姿を見せてくれた。新2年生達のピッチ上での存在感、また新3年生の責任感と積極性溢れるプレーから、冬の間に積んだトレーニングの充実振りと、今年に賭ける強い意気込みが感じられる。

新1年生でも、川上FCから入団した道上と、昨年西U-15のキャプテンを務めた細見の2人がU-18公式戦デビューを飾った。また、出番はなかったものの、ベンチ入りした西U-15昇格組のナオや上野、更には他の新1年生も良い準備を続けていれば必ずチャンスは巡ってくる。もちろん、これは1年生に限らず、全ての選手に言えること。継続は力なり、努力は嘘をつかない、を地で行って互いに切磋琢磨し続けていってほしい。

慢心せず、地に足をつけ、着実に前へ。そのプロセスが、彼らを輝かしい未来へと導く。
さあ、今年も行こう。頑張れ!セレッソ大阪U-18!!