今シーズン終了

大阪クラブユーストーナメントが終了し、今更ながらにシーズンが終了したと実感し始めている。
(もちろん下部組織ではこの時期も様々な大会が催されるのだろうが、自分の中の区切りとして)
U-15高円宮杯。津守U-15は残念ながらグループリーグで敗退。しかし、同グループの2チームはベスト4に進出。ちょっと運が振れれば津守U-15がこの立場にいたかもしれないと思うと悔しくもあるが、この2チームと互角の戦いをしたという事実は津守U-15の選手達の実力の証明。3年生にとってはこのチームでの最後の大会となってしまったが、自信を持って新たなステージでも頑張ってほしいと心から願う。
U-15大阪クラブユーストーナメントは兄弟対決を制した津守U-15の優勝。U-15世代において、今年は4度もの兄弟対決があった。ひとつは大阪クラブユースリーグでの対決、そして残りの3つはタイトルや全国を賭けた戦い。大阪府知事杯決勝、大阪クラブユーストーナメント決勝、そして高円宮杯関西予選。勝ったチームが全国への切符を掴み、敗れたチームは今シーズン最後の試合となる大一番。
これほどまでに観ていて辛い試合というのは初めての経験。同じセレッソとはいえ心情的に劣勢の方に気持ちが傾く。しかし、押し込んでくる相手もセレッソなので一方のみを応援するわけにもいかない...。一試合を通じて押し黙っているしかないことが、これほど辛いこととは正直思わなかった。
ただ、この対決はセレッソ大阪の下部組織が充実してきたことの表れでもある。近い将来、あっちで西、こっちで津守とJヴィレッジをバタバタ駈けずり回れる(?)日も近いかもしれない。
U-18。春先にも関わらず灼熱のビックレイク。城陽でのガンバ戦、セレッソユースの歴史が変わるかもしれないと思わせた好ゲーム。ホリのスーパーセーブにあきらの3人抜き...
全日本クラブユース選手権。涙のJヴィレッジ...
Jユースサハラカップ。磐田ユースとの因縁。最終戦となったホーム南津守での鳥栖戦...
輝かしい成績は残せなかった。しかし、君達の能力(ちから)を僕達は誰よりも知っている。先輩達がそうであったように、新たなステージでその力はいずれ証明される。4年後、また一緒に戦える日が来るといいな...
トップ。開幕前、自分もそうだが、J2に降格すると考えていた人はほとんどいなかっただろう。契約更改に見る現実も、思っていた以上の混乱は今のところは無いようだが...
小林監督の解任。ビッグアーチで寿人の8秒を目の当たりにしたときは本当に頭が真っ白になった。
名波加入。鹿島戦での交代直前のスーパーミドル。彼が完全にゲームを支配した国立でのFC東京戦。新潟戦の同点ヘッド。ピッチ内はおろかゴール裏までも鼓舞し、意気消沈したチームを再び燃え上がらせた。来年、ひょっとしたら彼は敵かもしれない。それでも、今年、彼が残してくれたものを決して失ってはいけない。
世代交代。昨年の新人大量獲得。来年の最大の目標はJ1昇格だが、チームとして見失ってはならないこともある。昇格だけを(というと誤解を生みそうだが)、目先の問題解決だけを目的とした戦力補強はいらない。「二兎追うものは...」になってしまうかもしれない。それでも、これ以上、数年周期での同じことの繰り返しは見たくないという気持ちが強い...
今年一年、皆様、お疲れさまでした。
来年、セレッソ大阪に携わる全ての人の努力と蓄積が、一つに繋がりますように。