JユースサハラカップグループリーグG: vs 徳島ヴォルティスユース @徳島市球技場

ひと月余りの中断期間を経て再開されたJユースカップグループリーグG。徳島ヴォルティスとのアウェーゲームに挑む若きセレッソの戦士達。内容・結果の両面で最高の成果を残し、次節のアウェー磐田戦に繋げたい。
GK:堀之内
DF:市川恭平[CAP]、桂田、植田
MF:面家、金井(→鈴木)、井戸、河崎、辻子(→近藤)
FW:山口健太、赤堀 (→藤本)
ホームでは8-2で快勝した相手ではあるが、前半は1-2と苦しめられた。個々の能力はセレッソのほうが勝っていても、チームとしてみれば徳島も決して悪いチームではない。
加えて、のじぎく兵庫国体による1年生の大量離脱。特にCBは怪我人もあってか専門の選手が足りない苦しい陣容。チームとしての総合力が問われる一戦。
立ち上がり、健太のポストプレーに飛び込んだ今期初先発の金井がゴールネットを揺らし、早々と先制点を奪う。その後も健太のポストプレーを軸に、赤堀の飛び出し、河崎・井戸の突破、更には金井の攻撃参加や辻子の後方からのゲームメイクなどで次々と決定機を演出。ディフェンスもボランチの面家と左サイドの辻子を含めバランスは良好。全体として豊富な運動量をベースとした精度の高い崩しに酔いしれる展開も、フィニッシュの部分で決めきれないもどかしい場面が続く。結局押し切ること叶わず、1-0で前半終了。
チャンスの後にピンチあり。いい加減使い古された言葉ではあるが、この言葉の普遍性は思いのほか高い。カウンターから失点を許し、1-1の同点。それまで全く声の聞こえなかった徳島側の観客(親御さん?)が一気にヒートアップ。このとき初めてアウェーであることに気付く。
これで勢いに乗った徳島は攻守により積極的となり、セレッソとしては我慢の展開が続く。しかし、我慢すべきところで我慢が効くようになったのも成長の証か。守備面からチームを立て直すと、河崎の豪快なヘッドで2-1と勝ち越し、立て続けに健太の体を捻りながらのヘッドで3-1。更には河崎の芸術的ミドルで一気に4-1と突き放す。
その後1点を奪われ2点差に迫られるも、健太の豪快な一発で更に5-2へと突き放す。試合を通じて相手DFを圧倒していた健太だったが、ユニフォームにしがみつく相手DFを引き摺りながらPAへと進入する重戦車ドリブル、ニアを豪快に打ち抜く強烈なシュートには、トップの20番を思い起こさせるストライカーの香りが。
5-2で試合終了。結果はもちろん、内容面でも充実した一戦だったのではないだろうか。同点にされたときは正直焦ったが、逆にチームとしての逞しさを垣間見ることができ、非常に嬉しかった。また、交代で入ってきた選手達もモチベーションは高く、良い感じで競争原理も働いているようで、8月に見たときと同様、チームとして非常に良い状況にあるのではないかと思う。
次節から、磐田・京都を相手に、グループリーグ突破を賭けた非常に重要かつ厳しい試合が続く。心身ともに良い準備をして、最高の状態で大一番に臨もう。
頑張れ、セレッソ大阪U-18