プリンスリーグU-18 第6節 vsヴィッセル神戸 @びわこ成蹊スポーツ大学

4月に始まったプリンスリーグもいよいよ終盤。Aリーグ最終節はヴィッセル神戸との対戦。
4〜5点差で勝てば2位以上という可能性も数字の上では残されていたが、現実的な目標としてはここで勝って順位決定戦に良い雰囲気で臨むこと。一方、順位決定戦に向けて様々なチャレンジを行う良い機会という考え方も。いろんな意味で実り多い成果を持ち帰りたい一戦。
GK:本間
DF:市川恭平[CAP]、太田(→長坂)、畑、植田
MF:面家、河崎(→赤堀)、宮山(→鈴木)、井戸
FW:山口健太(→藤本)、丸橋
個人的に嬉しい2選手の出場。
GK。出場停止の堀之内に代わり本間が公式戦初出場。90分を通して落ち着いてプレーし、声も良く出ていた。直接FKを的確な読みで止めるなどチームを救う場面も。貪欲に上を目指し、良い意味で堀之内にプレッシャーをかけていってほしい。
更に、怪我で戦線離脱していた藤本が復帰。昨年のプリンスリーグ草津東戦で好印象を持っていただけに、ピッチに立つ姿を見て個人的には非常に嬉しかった。復帰おめでとう。これからも頑張れ!
前半。ボランチが面家1枚ということもあり、これまでの4-4-2とはちょっと違う感じの布陣。恭平がやや前目の実質3バックのようにも見えたが本当のところは分からず。
また、井戸と河崎がサイドではなくセンターに配置されているようにも見えた。この辺の細かいところも正直なところ最後まで良く分からなかったが、井戸のキープ力は中央でも十分発揮され攻撃の基点となり、河崎も2列目で前を向いてボールを受けることにより持ち味であるドリブル突破を活かし易い状況に。立ち上がりからセレッソの攻勢が続く。
更に特筆すべきは山口健太。前線でのタメ、ポストプレーで井戸、あきら、河崎らの持ち味を活かす。チームとしてもボールが良く回っており、個性を活かした良いサッカーができているという印象。それだけに序盤のこの時間帯に1点とっておきたかった。中盤以降は神戸に押し込まれる時間帯が増え、トータルとしてはほぼ互角の展開のまま前半終了。
後半。雨が降ったり止んだり、止んだら止んだで太陽が出てきたりと分単位で天候が変わる難しいコンディション。互角にやっていたと言えなくもないが、神戸の時間帯の方がやや長かったのではないかという印象。後半半ばに1点先制され、セレッソも2トップに途中交代の鈴木が効果的に絡むなどしてチャンスを演出するも1点を奪うことができない。なかなか点を奪えないことが焦りにつながっているようにも感じられたが、この辺はちょっとしたきっかけで改善されることもあるので、深く考えすぎないほうが良いのかもしれない。
1点を追い、CBの太田に変えて前線に長坂を投入するなど選手交代で打開を試みるも、結局0-1のまま試合終了。
選手達にとって最後の2連敗は精神的に堪えているかもしれないが、順位決定トーナメントの1回戦は1週間後。下を向くのではなく残された課題を冷静に受け止め、ポジティブな気持ちでトーナメントに挑んでほしい。
精神論ばかり、という向きもあるかもしれないが、「全国に行くんだ!」という気持ちの強いほうに結果は転がるというのはあながち間違いではないと思う。
気持ちという意味では、自分達も選手達の強い気持ちの支えとなるよう精一杯やりたい(正直、自分もちょっと気持ちを入れ替えないと、と反省してしまうところもある)。試合会場に行き、選手達と同じ時間を共有する以上、たとえ微々たるものであっても自分にやれることは全力でやってあげたいし、それが同じ場所にいることの意味なのではないかと思う(たとえそれがトップであれユースであれ)。
頑張ろう、上を向いて、笑いながら、最後の最後まで。