勝手な回想3

一方、全日本クラブユースは、グループリーグ初戦のヴィッセル神戸戦を除き全ての試合を観戦。
京都サンガ戦は全体的に低調な内容に終始。次のガンバ戦で引き分けたということもあり、今考えるとこの試合を落としたのが勿体無かったということなのかもしれない。
そしてグループリーグ最終節のガンバ戦。結果が出ていない中でも、選手たちは個々の役割を全うし、素晴らしい試合を演じてくれたと思う。この試合、もっとも印象に残ったのは、U-15日本代表でも中心選手として活躍している、1年生の柿谷曜一朗。普段は高い技術をベースに、ユンジョンファンのような飄々とした印象を与えるプレースタイルだが、この日の彼は最前線からの献身的なディフェンスでチームに貢献し、直向さが強く感じられた。各年代の代表に当然のように招集される彼の技術は恐ろしく高く、見ているだけで本当に楽しい気分になれる。でも、この日のような直向さ、良い意味での愚直さが出てくると本当に素晴らしい選手になれると思う。上手いだけの選手ではなく、更にその上のレベルへ。曜一朗はまだ1年、時間はたっぷりある。焦らずとも、じっくり成長していってほしい。
一方、試合は1点先制されるも、後半終了間際、最前線に上がったオカムのヘッドで同点とし、1-1のドロー。ボールがゴールを割ったか微妙だったが、オカムのゴールへの執念でもぎ取った1点だった。