勝手な回想1

ユースの試合を初めて見たのは昨年10月、Jユースカップグループリーグ、韮崎中央での甲府戦だった。なぜユースを見に行こうという話になったか、今となっては記憶にない。確かトップの日程が空いてる週で、友人に誘われてなんとなく、という感じだったと思う。
知っている選手などは全く無く、先入観無しに試合を見たが、トップとは違う直向さ、自分の声が選手にダイレクトに伝わる感覚が新鮮だった。しかし、残念なことに、この試合でノボルが靭帯断裂の重症を負い、長いリハビリ生活に入ることになってしまう。
2度目は残留争いの大一番・日立台での柏戦の翌日に行われた、農大浦和でのレッズ戦。このころはまだグループリーグ突破への位置付けといったことよりも、単純にユースの試合を応援することの楽しさ・新鮮さのほうが大きかった。オカムの歌を初めて歌ったのもこの試合。後半、相手にとって唯一のチャンスだった直接フリーキックから失点したものの、玉ちゃんの豪快ミドルで同点。貴重な勝ち点1を手にした。
3度目は昨年の3年生にとって最終戦となってしまった小机での横浜FM戦。微妙なジャッジによる2失点から試合は崩壊。一方的に得点を重ねられる中でも、何とか1点を奪い取ろうとする選手たちに魂を揺さぶられた。ほとんど誰にも注目されていない中で、セレッソの誇りを胸に戦い続ける選手たちがいる。たとえ「強豪」と呼ばれるチームでなくても、自分の心を揺さぶる試合をする子達がいる。試合終了後、選手たちの別れの挨拶に涙を誘われながら、来年はもっとユースの子達をサポートしたいと思った。