Fリーグ第1節 シュライカー大阪 vs 府中アスレティックFC

Fリーグの開幕戦は、代々木第一体育館でのセントラル開催。というわけで、永井義文のプレーを観に、プーマカップ決勝以来の代々木第一体育館に行ってきました。



今年から背番号は「モリシの8」、そしてオフィシャルガイドブックの「憧れ・目標とする選手」には龍の名前が。トップ昇格して2年目を迎え、今シーズンはシュライカー大阪の主力のひとりとしてFリーグに挑む。

義文は昨年同様に2ndセットのピヴォとして出場。1stセット(松宮、一木、瀬戸、林)は、コンパクトな陣形ボールを回していく中で相手の隙や裏のスペースを窺う。一方、2ndセット(義文、神戸、村上、佐藤)では、義文が前線の高い位置に張ってサイドのスペースやポストアップを窺うことで、スペースが縦方向へと広がり1stセットとはまた違う展開となる。加えて、義文のポストプレーが機能すると、相手FPを自陣に押し込んで、チームとしても高い位置でのビルドアップが可能となっていた。

試合は、前半はシュライカーが優勢の展開で進む。10分、キャプテンの一木が右足でまたぎフェイントを入れると同時に左アウトで相手FPの逆を取って中央へとスライド、最後は豪快にゴールネットを揺らしてシュライカーが先制。17分には裏へのパスにドゥダが反応、府中ゴレイロが一足速く対応したかに見えたが、ゴレイロからボールを絡め取ったドゥダが無人のゴールへ流し込んで2-0。更に19分には第2PKを決めて3-0として早くも勝負は決したかにも見えたが、終了間際(残り10秒くらい)に、府中のベッチーニョに1点返されて、3-1で前半を終了した。

後半は府中ペースで進む。後半1分に早々とゴールを許して3-2と1点差に迫られると、その後は府中の高い位置からのプレスに押し込まれる時間が続く。そして府中の攻撃を耐え凌いで終盤を迎えると、府中は残り4分辺りでパワープレーへと移行。しかし、パワープレーからのビルドアップの縦パスに反応した一木がパスを直接蹴り返すと、ボールは何と無人の府中ゴールへとそのまま吸い込まれる...。この4点目で楽になったシュライカーは、残り時間をきっちりクローズして4-2で勝利。名古屋オーシャンズの対抗馬と期待されるシーズンの初戦は、リーグ制覇に向けて幸先の良いスタートを切った試合と言えるだろう*1



この日の義文はゴールこそなかったものの、好プレーを披露。ゴレイロからのフィードや浮き球のロングパスに対しては良い意味でサッカーっぽい身体の使い方でキープできていたし、反転してからの突破やフィニッシュなどの「らしい」プレーも観ることもできた。また、昨年の経験がプラスに働いているためか、良い意味で落ち着いてプレーできているようにも見えたかな。正直あとはゴールだけという感じで、特に後半のこぼれ球に一足速く反応した場面は決めておきたいところだかったか...。それでもチーム最多タイの5本のシュートに持ち込むなどゴールへの勢いはあるので、今シーズン初ゴールが観られる日はそう遠くはないように思う。

Fリーグ2010-11シーズン、シュライカー大阪のリーグタイトル獲得に向けて、頑張れ義文!

*1:イゴールが離脱中だったのは、残念&気がかりではあるが...