2009 FIFA U-17ワールドカップ

先週末に体調不良でダウンしたこともあって、体力的には厳しかった一週間。しかし、体力的にキツかったものの、U-17W杯は中継時間に起きて3戦全てを観戦した。個人的に、3戦全敗の結果は本当に悔しかった。たとえ来年のW杯でA代表が敗れても、これほど悔しがることはないだろうと思うくらいに。

U-17代表への思い入れの強さには、健勇と凌輔の2人がセレッソユースを代表して選出されたということがもちろんある。これに加えて、クラ選や高円宮杯、更には関西や関東のプリンスリーグで観てきた選手が多く選出されていることによる、ある種の親近感のようなものもあったからだろう。

主導権を握っていた時間帯は「やっぱりこれくらいはできる」と思っていたし、予想外なほどにバタバタした時間帯は「こんなもんじゃないのに」と思いながら観戦していた。時にはセレッソユースの前に立ちはだかり、「こいつはヤバい」と思わされた選手達ばかりだったので、なおさらそう感じられたのだろう。

今大会を経験した選手達が、この悔しさをバネに自らの所属するチームでより一層成長し、トップチームに上がればクラブを代表するような選手になってほしいと切に願う。これは健勇・凌輔だけでなく、セレッソ以外の選手達に対しても同じように思ってしまうこと。そして将来、彼らがトップチームで強敵として、再びセレッソの前に立ちはだかる姿を目の当たりにすれば、外野から観ていた者としてはもどかしく、しかし少し嬉しく感じられることだろう。

可能性を示すのみに終わってしまった今大会。しかし、その可能性が未来へ向けて大きく広がっていくことを願って。