浦和レッズユース vs 三菱養和 @ヴェルディグラウンド

興味本位ではこっちの方が関心の強かった三菱ダービー。灼熱の太陽の下、ヴェルディ戦でほぼ全ての体力を奪われた状態でボーっとしながらの観戦。

一言で言うと、レッズの良さを上手く消した養和の勝利。前半、決定機こそそう多くは無いものの、左サイドを軸にレッズゴールへと迫る三菱養和。レッズは14原口を中心としたカウンターでチャンスを伺うも、流れの中で決定的な場面は数えるほど。しかし、前半30分にPA手前中央で得たFKを10番が直接決めてレッズ先制。

これで養和はかなり苦しくなったかなと思ったが、39分に左CKから28番がニアでヘッドで合わせ同点。後半は良くいえば一進一退、悪く言えば互いに良さを消しあう展開のまま終盤へ。79分、養和のカウンター。レッズDFがPA内ギリギリで跳ね返すもセカンドをことごとく拾った養和の波状攻撃から、最後は8番が豪快にネットを揺らし勝ち越し。その後はレッズの怒涛の波状攻撃を耐え、表示のロスタイム3分を大幅に超える展開も、粘りに粘った養和が貴重な勝利を得る。終了直後の養和の選手の喜びようと、レッズの選手の落胆振り。養和としては絶対勝ちたい、レッズとしては絶対負けてはいけない試合ということが、部外者にも伝わってくる試合だった。養和は街クラブの中でも特別な存在とは思っていたが、レッズを封殺する組織力は見事。プリンス関東のレベルの高さを再認識させられた。

試合の行われたヴェルディグラウンドよみうりランドのすぐ側。フリーフォールやバンジージャンプの悲鳴を聞きながら淡々と試合が進行されていくという不思議な環境。京王よみうりランド駅からゴンドラに乗る機会もあり、予想外に観光ちっくな要素も多分に含まれた1日でした。