2006シーズン終了

川崎戦、頑張ってるとか気持ちとか以前に、決定的な力の差を見せつけられてしまった、そんな印象。
この試合で勝っておけばとか、あの試合でキープしておけばとか、そういった一つ一つの場面の積み重ねの結果なのだから、個別の原因や戦犯をあげつらっても全く意味が無いだろう。
ゴール裏にいながら、携帯で確認する福岡−甲府の結果に一縷の望みを抱きながら迎えた降格。2001年とは違い、悲しみではなく諦めや落胆の感情が自分を支配する瞬間。自虐的な笑いが出てくることはあっても、決して涙がこぼれることは無かった。
辛い現実。しかし本当に辛いのはこれから。契約更改に見る現実、フロント・クラブの無能振り、これまでオブラートに包まれていた負の部分すら目の当たりにするかもしれない。シーズンが始まればJ2という更に苦しい戦いが待っている。勝利は当然、引き分けに呆然とし、敗戦に頭を抱えるあの一年がまたやってくる。
「一年でJ1に帰るので」とクラブは言う。帰れるかもしれない。でも今のままだとこのチームはまた同じことを繰り返す。この降格を糧としてクラブ自らが根本的に変わらなければ、自浄作用が働かなければ意味が無い。付け焼き刃の対応でJ1に上がれるぐらいなら、いっそ上がらないほうがマシなのではないかとさえ思ってしまう。
様々な問題を抱えながら、それでもセレッソ大阪は続いていく。