vs 浦和レッズ @大阪長居スタジアム

今回の遠征、個人的に反省点多数。別にトップの試合前だけではなく2日間を通して全体的に。

京都戦の終わりが最悪だったとはいえ、ここ2試合で1勝1分と何とかエンジンがかかりそうな状態。相手がレッズとはいえ、ここでエンストだけは勘弁。

前半。対戦相手の質の違いなのか、先週見た試合からは一段劣る。大崩れしそうな感じでもないが、点が取れそうな雰囲気もあまり感じられない。相手が相手なだけにまずは失点を避けたいという気持ちも分からないでもないが、攻守に中途半端な印象。そして失点シーンはばたばた。「あぁ、下位のチームなんやなぁ...」と確認させられてしまう展開。

敢えて良いところを見つけようとするならば、精神的にギリギリ我慢が効いているところか。2001年であればキレて虐殺に遭っていそうなところだが、あの時よりは幾分マシには感じたような気がしなくもない。

後半、モリシに変えて名波投入。しかしすぐに嘉人退場。前線にはアキ一枚。名波にボールを収めても前のスペースを利用できる選手がいなければカウンターにはならない。名波を一列下げて徳さんを入れるとかないのか?苔でもいい。苦しい状況下で奮闘する名波が哀れに思えてくる。

やるべきことが分かっているもう一人の選手、河村が守備に奔走し、ボールを奪っては名波を追い越して前線のスペースを狙う。でもあと一歩足りない。もう一枚前線に欲しい。スペースを突ける選手が欲しい。

終盤、ベンチが動く。チームの原動力となっていた河村との交代で柿本。決して柿本が悪かったわけではない。しかし、その前に名波や河村の頑張りに報いる手を打つということがあってもよかった。嘉人退場から30分余りの時間が無駄になった気がした。自分は一度、ここで完全に心が折れた。

CK。名波が水を撒いてスタンドを煽る。彼はまだ諦めてはいない。これに応えなければ長居にやって来た意味はない。

直後、康太が豪快なミドルを突き刺す。魂が乗っていた。あと1点取れば、ドローにすれば報われる。偶然でもまぐれでも、何でもいいから、届け...

試合終了。スコアの上では、惜敗。しかし勝ち点ゼロに何の意味もない。この状況下、チームを何とかしようと最も奮闘しているのがジュビロから来た2人。非常に頼もしいと思う反面、本来、これまでセレッソでやってきた監督・選手達であれば、自チームへの愛着や誇り、決してJ2に落とさせはしないという意地を彼ら以上に見せることができて然るべきなのではないだろうか?

この状況下、彼らはあくまで触媒的な存在。最終的にチームが化学反応(でも相転移でも何でも良いが)を起こさねば、奇跡も何も起こらない。