第32回 全日本少年サッカー決勝大会

先週と同じJヴィレッジ。しかしその雰囲気はU-18クラ戦とは全く別物。

セレッソ大阪U-12が今年度の大阪府代表を勝ち取った全日本少年サッカー決勝大会。8月3日(日曜日)に行われるグループリーグ第1、2戦を観に、再びJヴィレッジへ。

この文章を書いた8月6日(水曜日)、セレッソ大阪U-12はベスト16で水原SS(新潟県)にPK戦の末敗れ惜しくも敗退...初日に観た個人的な印象では、もっともっと上を狙えるサッカーをしていただけに本当に悔しい...

しかし、これも一発勝負のトーナメントの難しさ。一番悔しいのは選手達であり、どのチームよりも熱心だった選手の親御さんであり、何より竹花監督をはじめとした下部組織スタッフの方々。この悔しさを糧に、選手達にはもっともっと成長してほしいと思う。

この経験が、今後のサッカー人生にプラスとなり、U-15、U-18、そしてトップチームへと繋がっていくと信じて。


初戦のミレニオAC(山口県)戦。Jヴィレッジの深い芝への戸惑いと初戦の緊張からか、多少動きに硬さが感じられたもののそれは立ち上がりの数分だけ。堅固なディフェンスラインと積極的な仕掛けをみせる両サイド。そして決定力の高い2トップが有機的に絡み、連動したサッカーを展開。

先制点は岡崎選手のグラウンダーのクロスを稲葉選手がスライディングで合わせた形。躍動感溢れるゴールから、このチームの強さを感じ取ることができた。試合は前半に稲葉選手が2点目を追加し2−0で快勝。グループリーグ初戦を勝利で飾った。


第2試合の高山FC(岐阜県)戦も引き続き魅力的なサッカーを展開。ボランチのキャプテン西本選手が先制ゴールをあげると、途中交代の林選手、そして2戦連発となる稲葉選手のゴールで3−0と快勝。翌日以降も勝ちを積み重ね、5戦全勝、失点ゼロという素晴らしい結果でグループGを1位で突破した。


U-12特有の互いに励まし合う元気の良さに、ワイドな展開やサイドチェンジを織り交ぜた大人なサッカーが加わることで魅力的なサッカーを展開。昨年、大阪府予選の中央大会で感じた以上の魅力をJヴィレッジで改めて確認することができた。ピッチ外の選手も全力で応援し、選手の親御さんも皆さんセレッソが本当に好きでそして暖かい。たった1日ではあったが、素晴らしいチームに関わることができたという大きな喜びを感じることのできた1日だった。


選手の皆さん、そして現地でお世話になった選手の親御さん、そして下部組織スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。選手達はまだ悔しさが残るかも知れませんが、また上を向いて、セレッソの誇りを胸により一層頑張ってほしいと思います。

所謂我々サポーターにできることはほんの僅かかも知れませんが、君達の成長を見守り、時には君達にほんの少しの勇気を与えていくことができればと思うし、また与えられるようにしていきたいと思っています...

おつかれさまでした。そして、ありがとう、セレッソ大阪U-12の選手達。


そして今週末にはU-15クラ戦が開幕。3週連続のJヴィレッジでの全国大会を締めくくるのは津守U-15の選手達。兄弟達に負けないよう、最高の結果を目指して頑張れ!津守U-15!!