寺田寅彦とかプリゴジンとか

池内了絡みで以下の2冊を読む。

転回期の科学を読む辞典

転回期の科学を読む辞典

寺田寅彦と現代―等身大の科学をもとめて

寺田寅彦と現代―等身大の科学をもとめて

初心坦懐に自然を眺め直そうとか国家と自然科学の関係とかなんとか。思うところは沢山あるが、言葉で表現できるほど整理できていない。

また、寺田寅彦の文学作品を読みたくなり、時間を見つけて以下など。

寺田寅彦随筆集 (第1巻) (岩波文庫)

寺田寅彦随筆集 (第1巻) (岩波文庫)

現在の慌しさとから、大正時代のゆったりした感覚を感じ取るだけでも愉しかったり。

ふとプリゴジンを読んでみようと。専門書ですが。

存在から発展へ―物理科学における時間と多様性

存在から発展へ―物理科学における時間と多様性

まえがきと第1章で悶絶。言わんとしていることの明快さから、理解する愉しさと、こうもばっさり捉えてしまって本当に良いのかとの躊躇いとの、頭の中でのせめぎあい。全体の三分の一ほど読み、まだ本論には入っていないものの、論旨は明快、面白い。

仕事との微妙な絡みで以下など。

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進

GSに入社してしばらくあたりまで読んだ。個人の体験では、残念ながら著者のように就職してからの方が面白く感じることは今のところないものの、著者が感じる喜びみたいなものは何となく分かるような気がしてみたり。