U-15全日本クラブユース選手権 vs ヘミニス金沢 @Jヴィレッジ Pitch3

昨日からの流れで一気に決勝トーナメント進出を決めたいセレッソ大阪西U-15。対戦相手は北信越代表のヘミニス金沢。U-15年代の街クラブは油断ならない。

GK:濱中
DF:村上(→平野)、山田、上野、北野
MF:坂上、伊東、細見[CAP]、樽谷
FW:杉浦、高橋直

個人的にはこの試合を最後に仕事のためいったん東京へ帰省。次に来れるのは翌土曜日の準決勝。それだけに少しでも選手の力になってあげたかったのだが...

立ち上がりこそ攻勢を仕掛けるも、少しずつ流れはヘミニスへ。完全に崩されるわけでもなく、セカンドボールが拾えないわけでもないのだが、フィニッシュまで綺麗に持っていくことができない。ヘミニスもPA手前から先へはなかなか進入できなかったが、PA外から豪快にミドルシュートを決められ、セレッソとしては苦しい展開へと持ち込まれてしまう。
セレッソもすかさず反撃。CKの跳ね返りを杉浦が決めて同点。試合を振り出しに戻すも、流れを完全に引き寄せるまでにはいかない。その後、勝ち越しを許し1-2。更に前半終了間際にFKを直接決められ1-3で前半を終了する結果に。
後半、勝利への気持ちを見せる。今大会はCBとして出場している上野がCKを綺麗に合わせて1点差に迫る。これで勢いに乗って同点、逆転へと行きたかったところだが、この日は更に厳しい試練が待っていた。
キャプテンの細見が2枚目のイエローで退場。一試合を通して、ジャッジに納得いかない部分は外から見ている側としても数多くあった。加えて、彼は決して退場に値するプレーはしていないと思うと尚更悔しい。しかし、「これも経験」と思って成長の糧にしていくしかないのだろうし、そうやってよりいっそう成長していってほしいと思う。
一人少なくなったものの、ゴールを目指して攻撃の手は緩めない。公式記録のシュート数からも分かるように「あと一歩」の場面を何度も演出。「届く!」「届くはず!」と思いながら見守るも、最後のところをこじ開けることができず、2-3のまま試合終了...

このエントリーは翌日の3戦目の結果を知ったうえでのものなので、以下で書いていることは単なる結果論かもしれない。それでも、初戦でジュビロ相手に5点を奪ったこと、更にこの試合で敗れはしたものの1点差に詰め寄ったこと、一戦一戦を頑張り抜いたことが、グループリーグ突破という結果に繋がったのだと思っている。誇っていい、本当に素晴らしいことだと思う。
試合直後の選手達の表情は暗かっただけに、負けはしたものの次の試合に勝てば自力で上がれる、この結果は決して悪くはないと言うことを、帰る前に、最後に選手に伝えておきたかった。
その後、竹花コーチと2、3言葉を交わさせていただき「(得失点のことは)みんな分かっています」という言葉を聞いて安心することができたし、選手達も帰りのバスに乗る頃には大分切り替えられているようにも感じられた。
細見に、「決勝トーナメント、あるぞ」と声をかけたら笑顔が返ってきたところで、明日は大丈夫だな、と思って帰宅の徒につくことができた(本当は帰宅などせずこの先も見ていたかったのだが...)。

また、選手の保護者の皆様、2日間に渡り本当にお世話になりました。我々の拙い応援に合わせて手拍子を叩いていただくなど、本当に心強く、心の底からJヴィレッジに来て、西U-15を見に来て良かったと思いました。まだまだ力不足ですが、本当の意味で選手の力になれるよう、より一層頑張っていきたいと思います。また準決勝でお会いできるかと思いますが、まずはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

さあ、決勝トーナメントだ!Jヴィレッジから最高の結果が届くのを待っています。
頑張れ!セレッソ大阪西U-15!!